2019年に解禁間近といわれたデジタルマネーによる給与払い。今後もしばらく銀行口座を使ってお金の管理を続けるなら、インターネットバンキングに申し込んで、オンラインでの金融取引を始めてはいかがでしょうか?
ここでは、キャッシュレスに関連してインターネットバンキングについてお伝えします。銀行のサービスをより便利に活用するため、ぜひご一読ください。
インターネットバンキングとは?
これまで、銀行口座を管理するためには銀行の店舗やATMへわざわざ足を運ぶ必要がありました。入出金や振込をはじめとした手続きは窓口やATMで行い、記録は紙製の銀行通帳に記帳します。ところが、そんな銀行の幅広いサービスをオンラインで利用可能としたのが、インターネットバンキングです。
インターネットバンキングとは、オンラインで金融取引を行うサービスのこと。銀行口座があれば、金融機関へ利用開始の申し込みを行い、サービスを利用できるようになります。利用するには、スマートフォンのアプリをダウンロードする方法や、PCからWebサイトにログインする方法などがあります。
インターネットバンキングの主な機能は、オンラインでの振込や為替のほかに、残高照会・家計管理・各種手続きなどです。いずれも各銀行のアプリやWebサイトから操作を行います。端末とネット回線があれば、いつでもどこでも銀行口座の管理ができるのが、インターネットバンキングの特徴です。
インターネットバンキングのメリット
インターネットバンキングに申し込みをすると、従来の銀行口座の管理と比べてどのようなメリットが期待できるのでしょうか。ここでは、インターネットバンキングの便利なところや、お得なところをご紹介します。
まず、インターネットバンキングの最大のメリットともいえるのが、時間や場所に縛られずに銀行口座の管理ができることでしょう。銀行の窓口やATMは営業時間が決められています。また、店舗やATMが近くにない場合は、遠方まで足を運ばなければなりません。インターネットバンキングなら、いつでもどこでも利用可能です。
また、インターネットバンキングの手数料は、窓口やATMでの手続きと比べて金額が安く、お得になることが多いといえます。たとえば、同じ銀行の口座間であれば、振込手数料が無料となるサービスもあるようです。ほかにも、住所・電話番号・勤務先などの情報の変更や、紛失時の手続きなどがオンラインで行えるようになります。
なお、銀行口座を新たに開設する場合も、インターネットからの申し込みが可能です。この場合、銀行通帳やキャッシュカードは後日に郵送で受け取る形となります。窓口の営業時間に足を運ぶのが難しい場合にも、銀行口座を開設するハードルが下がり、より気軽に利用しやすくなるのがメリットです。
インターネットバンキングの注意点
基本的に、インターネットバンキングではセキュリティ対策が充実しています。適切にIDやパスワードの管理を行えば、安全に利用できるでしょう。
代表的なセキュリティ対策の例として、パスワード管理が挙げられます。インターネットバンキングのログインでは、第1パスワードのほかに第2パスワードの入力を求められるのが一般的です。第2パスワードには、手元のパスワード表を使用して照合する方法や、一時的に生成されたワンタイムパスワードなどが用いられます。
ほかにも、本人だけが回答できる秘密の質問を組み合わせる方法もあります。IDと第1パスワードの組み合わせだけでは、インターネットバンキングにログインすることはできません。不正利用やなりすましの被害を防ぎやすいセキュリティ対策が採用されているため、安心して使いやすいのが特徴です。
ただし、なかには悪質な手口でインターネットバンキングのIDやパスワードを流出させるサイバー犯罪もあるためご注意ください。インターネットバンキングを利用するときは、IDや各種パスワードの管理を徹底しましょう。そして、金融機関を名乗る相手に警戒し、よくある犯行の手口を確認しておくことが大切です。
インターネットバンキングの利用シーン
インターネットバンキングは、税金や公共料金の支払いに利用できます。ネット環境があれば、わざわざ外出しなくても、自宅から支払いが可能です。
オンラインショッピングでは、店舗により銀行振込での決済を求められることがあります。そこでインターネットバンキングを利用すれば、店舗やATMへ足を運ぶ必要がありません。また、銀行振込の手数料も割安になります。
引き落とし前の残高照会でも、インターネットバンキングが活躍します。従来は店舗やATMへ足を運ばなければ残高の確認がしにくかったものの、オンラインならいつでもどこでも残高照会が可能です。引き落とし前にも便利にお使いいただけます。
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インターネットバンキングを利用すれば、オンラインで金融取引が可能となります。窓口やATMへ足を運ぶ必要がなく、手数料も割安になるのがメリットです。デジタルマネーによる給与払いが実現するまで、銀行口座の管理に使うのもひとつの手。ペイロールカードの導入前に活用してはいかがでしょうか?